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伊是名島


今年夏の思い出で 一番の ものは 伊是名島だった。 ここ伊是名は、 写真のような ピラミッド伝説で有名。

空からの ピラミッドは、 ユーチューブで 見てくださいね。

山下 智之 YOU TUBE

ここ伊是名は、尚円王物語や、伊ざなぎ の尊 伝説、天皇家とのつながりなど、神秘に飛んだ島だった。

飛んでみて わかったのは、琉球王国のもっとも重要な輸出品である 硫黄を 一番産出量の多かった、 硫黄鳥島 から、那覇の泊港(琉球貿易の中心地)まで運ぶのに、ちょうど中間点にあり、写真のように ピラミッドのような山があって海からすぐにわかりやすいということ。当然、当時から交易の中間地点として、情報や技術が集まったはず。その情報の中に稲作文化が入っていたとしても不思議ではなく、稲作農耕文化を背景とした天皇家の歴史と結びついていても不思議はない。


この伊是名島には 空港はない。あるのは、伊是名村が所有する 伊是名場外離着陸場という、私設の道路で、勝手に降りてくださいよと言うものだけ。そして、私たちは、その場外に、航空局から離着陸の許可をもらい、その離着陸場が米軍の訓練空域のため、米軍から侵入許可をもらい、伊是名村からはその所有者として利用の許可をもらい、やっとこ、半年がかりで着陸できました。これが、私なりの今年のメインイベント。 左の画像が、記念すべき 最初の着陸達成時のもの。どこに駐機しようが勝手にどうぞと言う感じ。多分、アメリカで自分の飛行場を持ったらこんな感じなんだろうなと言うのを味わいました。 そんな大変な作業の中で、助かったのは、伊是名村の方々の協力。


なかでも、村役場の 兼元課長、伊是名村会議員の  名嘉先生、(最後まで、先生はやめてくれとおっしゃっていた 大変謙虚なありがたい先生でした)、そして、何より、大学の飛行訓練に 村の場外離着陸場を使うことをすんなり許可くださった、伊是名村の 前田政義村長、皆様の親身なご協力をいただき、本当に何とか、航空局や米軍のややこしい問題もクリアし、無事、大学の名前で、飛行機を離着陸させることができました。 今年の最後に、 改めて お礼申し上げます。 ありがとうございました。

場外着陸場なんて、タダの道と同じですから、その路面のチェックやら、整備、そして、物の撤去など、本当に助かりました。なかでも、思い出深いのは、風向計。いわゆる吹き流し。

これは、パイロットにとっては 結構重要です。

風の向きによって、着陸進入する方向が変わるので、いつもなら、管制塔や地上観測施設の情報を無線で取って、侵入する方向を決めますが、ここ伊是名では それがなかった。何せ、15年間、一機も降りていないということなので、吹き流しもありはしない。そこで、村役場の方にお願いして、つけていただいたのが、見えますでしょうか?写真の飛行機の向こうに、旗の様なものが。そう、あれ、タオルなんです。大きなバスタオルみたいなものを旗のように設置して、上空を低空で旋回しつつ、風向を確認して下りました。降りたとき、結構強い向かい風で、ユーチューブに「飛行機が一瞬止まってるね」などと言うコメントをしているのが記録されていますが、そのくらい強かった。と言うことは、もし、この旗がなくて、逆方向から風を背に受けて、着陸したらひょっとしたらオーバーランの危険もあったかもしれません。 前田村長 ありがとうございました。 改めて、飛行機は、パイロットだけで飛んでいるのではないということ、身に染みて感じた経験でした。

みなさん、ありがとう。


前田村長の 名刺の裏を改めてみたら、なんと、隣の島と橋を架けるというようなすごい計画が印刷してありました。島の皆さんにとっては、移動手段、交通手段と言うのは、本当にいつまでも問題なんだなーと思いました。

大学の訓練がもっと 身近になって、島の方々のためのエアータクシーなんか、できれば最高なんですが。

そうそう、最後に、いつも島に行くたびに空港に迎えに来たり、部屋を使わせていただいたり、マルトミの 会長、そして、奥様、ありがとうございました。おかげで、夏の伊是名の思い出は、輝いたまま、来年を迎えることができます。

また、訓練とかで、近いうちお邪魔できるのを楽しみにしています。そして、またあの おいしい 伊是名米 よろしくお願いします。 皆さん 本当にありがとうございました。また 行きます。

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